アレルギー性疾患を有する大学生の心理的側面

アレルギー性疾患は増加の傾向にあり, 今回調査した学生の約20%に同疾患を有するか, 既往があった. 〔目的〕アレルギー性疾患をもつ大学生の心理的側面, 背景因子を調査した. 〔方法〕何らかのアレルギー性疾患を有するか, 既往のある大学生, 男性47名女性88名, 計135名を対象に, 質問紙により症状などの背景因子を調査した. またYGテスト, SDS, CMIを実施し, 心理的側面を検討した. 〔結果〕アレルギー性疾患をもつ大学生は健常者に比しSDSの得点が高い傾向を示した. ストレスなどで発症するとした群はSDS, YGテストで有意に抑うつ的で, 情緒不安定であった. 〔考察〕症状の発症...

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Hauptverfasser: 竹川隆, 細川彰子, 山本浩, 國吉顕子, 笹田徹, 福井博, 田村雅宥
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:アレルギー性疾患は増加の傾向にあり, 今回調査した学生の約20%に同疾患を有するか, 既往があった. 〔目的〕アレルギー性疾患をもつ大学生の心理的側面, 背景因子を調査した. 〔方法〕何らかのアレルギー性疾患を有するか, 既往のある大学生, 男性47名女性88名, 計135名を対象に, 質問紙により症状などの背景因子を調査した. またYGテスト, SDS, CMIを実施し, 心理的側面を検討した. 〔結果〕アレルギー性疾患をもつ大学生は健常者に比しSDSの得点が高い傾向を示した. ストレスなどで発症するとした群はSDS, YGテストで有意に抑うつ的で, 情緒不安定であった. 〔考察〕症状の発症が環境因子ではなくストレスなどで発症すると答えた群は有意に抑うつ的で情緒不安定であった.
ISSN:0385-0307