姉さん女房と“良い子症候群”について

自然にはぐくまれ, ガキ大将を中心としたタテ型子供社会では, 相対的な力関係の中で, 個々の得意な分野でのリーダーシップが研かれ, 自立性が育てられる. 少子社会では, 絶対的に力の大きな親に“良い子”になるように常にリードされて育つ. そのような“良い子症候群”を男性側から考えてみる. 良い子は, 成人しても「俺についてこい」とリーダーシップがとれない. 逆に, リーダーシップを相手にまかせる立場を望む. 結婚問題に限ると未婚男性の増加, 姉さん女房の増加となり, 最近の社会現象として現われている....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心身医学 1997, Vol.37 (1), p.75-76
1. Verfasser: 矢野健一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:自然にはぐくまれ, ガキ大将を中心としたタテ型子供社会では, 相対的な力関係の中で, 個々の得意な分野でのリーダーシップが研かれ, 自立性が育てられる. 少子社会では, 絶対的に力の大きな親に“良い子”になるように常にリードされて育つ. そのような“良い子症候群”を男性側から考えてみる. 良い子は, 成人しても「俺についてこい」とリーダーシップがとれない. 逆に, リーダーシップを相手にまかせる立場を望む. 結婚問題に限ると未婚男性の増加, 姉さん女房の増加となり, 最近の社会現象として現われている.
ISSN:0385-0307