高齢者ケアの問題点

「はじめに」農村における高齢者の課題とその解決方法等についてのワークショップを行なった. 「講演概要」「1. 高齢(80歳以上)がん患者への放射線治療の適応 土浦協同病院放射線科 : 大原潔」『放射線, 放射線治療』についての一般的な受け止め方やイメージとして, 「放射線は怖いものらしい, 放射線の治療なんて, とんでもない」と考える人が多い. 演者の土浦協同病院放射線科での経験では, 患者・家族・関係者の反応は, 治療に対する様々な副作用がよりクローズアップされ, 効果の方がはるかに小さく映っているようである. これは, 医療者の共通の思いではないだろうか. 放射線の治療は器械の進歩とともにあり, 病巣が良く分るようになった. CT・MR・PETの進歩発展, 今やリニアック, 三次元照射があたりまえになってきた. 2010年に調査した, 日本放射線腫瘍学会(JASTRO)のデータによると1990年代には6～7万人ぐらいしか治療していなかったが, 徐々に増え今や20万人を超えている.