保存的治療を施行した特発性分節性大網梗塞の1例

症例は39歳の男性で右下腹部痛を主訴に当院を受診した。理学所見で右下腹部に限局する腹膜刺激症状を認めた。腹部CT検査では右下腹部で大網の脂肪濃度上昇があった。以上より特発性分節性大網梗塞と診断した。抗生物質と鎮痛剤投与による保存的治療で症状は速やかに改善し入院後10日目に退院した。特発性分節性大網梗塞はまれな疾患で治療法は確立していないことから,文献的考察を加えて報告する。...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2013, Vol.62(1), pp.31-33
Hauptverfasser: 金子, 緑, 宮澤, 智徳, 小出, 則彦, 藤田, 亘浩
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は39歳の男性で右下腹部痛を主訴に当院を受診した。理学所見で右下腹部に限局する腹膜刺激症状を認めた。腹部CT検査では右下腹部で大網の脂肪濃度上昇があった。以上より特発性分節性大網梗塞と診断した。抗生物質と鎮痛剤投与による保存的治療で症状は速やかに改善し入院後10日目に退院した。特発性分節性大網梗塞はまれな疾患で治療法は確立していないことから,文献的考察を加えて報告する。
ISSN:0468-2513
1349-7421
DOI:10.2185/jjrm.62.31