42. 当施設の看取りケア体制
特別養護老人ホームは「終の棲家」として最期まで利用者の健やかな生活を守る役割がある. 今回, 平成16年から22年度の利用者カルテより, 当施設(80床)の看取り体制の現状を調査し, 他施設と比較した. 対象項目は, (1)平日受診数, (2)時間外受診数, (3)回診数, (4)全死亡数, (5)施設内死亡数, (6)看取り数とした. 結果, 平日受診数185件/年, 時間外受診数13件/年, 内科医回診数117回/年, 精神科医回診数21.5回/年であった. また, 全死亡数14.8件/年, 施設内死亡数12.4件/年, 看取り数9.2件/年であった. 全死亡数に対する施設内死亡数は約84...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2012, Vol.60 (5), p.669-669 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 特別養護老人ホームは「終の棲家」として最期まで利用者の健やかな生活を守る役割がある. 今回, 平成16年から22年度の利用者カルテより, 当施設(80床)の看取り体制の現状を調査し, 他施設と比較した. 対象項目は, (1)平日受診数, (2)時間外受診数, (3)回診数, (4)全死亡数, (5)施設内死亡数, (6)看取り数とした. 結果, 平日受診数185件/年, 時間外受診数13件/年, 内科医回診数117回/年, 精神科医回診数21.5回/年であった. また, 全死亡数14.8件/年, 施設内死亡数12.4件/年, 看取り数9.2件/年であった. 全死亡数に対する施設内死亡数は約84%と曽根らの報告する県内平均より高く, そのうち約74%の利用者において看取りケアを実施することができた. その背景として, (1)受診数, 回診数が多いことで医師と看護師の看取り体制への連携が図りやすいこと, (2)家族への説明・同意に対して他職種で対応していることが挙げられた. |
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ISSN: | 0468-2513 |