16. 脊椎くも膜下麻酔手術患者の羞恥心の検討―羞恥心に関するアンケート調査を行なって

〔目的〕脊椎くも膜下麻酔(以下SA)で手術を受ける患者が抱く羞恥心の程度を知る為, アンケート調査を行なった. 〔対象・方法〕SA下で手術を受け, T字帯を使用した患者(以下T字帯群)男性22名, 女性22名と, パンツを着用して整形外科の下肢手術を受けた患者(以下パンツ群)男性4名, 女性8名を対象とした. アンケートは羞恥心に関して11場面を4段階評価とした. 〔結果〕T字帯群は, SA施行時に男性の40%, 女性の50%に羞恥心が見られたが両群間に有意差はなかった. T字帯群で整形外科の手術を受けた26名とパンツ群12名を比較した結果, 羞恥心を感じた人数は, パンツ群が有意に少なかった...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2012, Vol.60 (5), p.660-660
Hauptverfasser: 上野菜緒, 塚田匡史, 荒木健二, 宮林浩司, 坂本洋子, 宮入ひさ枝, 永井秀子, 鬼頭剛, 秋月章
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕脊椎くも膜下麻酔(以下SA)で手術を受ける患者が抱く羞恥心の程度を知る為, アンケート調査を行なった. 〔対象・方法〕SA下で手術を受け, T字帯を使用した患者(以下T字帯群)男性22名, 女性22名と, パンツを着用して整形外科の下肢手術を受けた患者(以下パンツ群)男性4名, 女性8名を対象とした. アンケートは羞恥心に関して11場面を4段階評価とした. 〔結果〕T字帯群は, SA施行時に男性の40%, 女性の50%に羞恥心が見られたが両群間に有意差はなかった. T字帯群で整形外科の手術を受けた26名とパンツ群12名を比較した結果, 羞恥心を感じた人数は, パンツ群が有意に少なかった(P
ISSN:0468-2513