44. 大腿骨頚部骨折地域連携パスを利用した患者の退院時ADL能力に関する報告―転院時歩行能力別にみたFIMの推移

本研究では大腿骨頚部骨折術後患者45名の急性期病院から回復期病院への転院時と自宅退院時の歩行能力とFIM得点の変化を調査した. 転院時歩行自立例をA群(13名), 監視例をB群(8例), 部分介助例をC群(9名), 全介助例をD群(15名)とした. 入院期間, 年齢は各群間を比較し, FIM(認知, 運動, 総得点)は回復期転院時と自宅退院時の推移を比較した. 〔結果〕入院期間と年齢は各群間差はなかった. 自宅退院時歩行能力はA群全例自立, B群6例自立, 2例監視, C群4例自立, 2例監視, 2例部分介助, 1例全介助, D群3例自立, 2例監視, 7例部分介助, 3例全介助へと変化した....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2012, Vol.60 (5), p.647-647
1. Verfasser: 住田尚史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究では大腿骨頚部骨折術後患者45名の急性期病院から回復期病院への転院時と自宅退院時の歩行能力とFIM得点の変化を調査した. 転院時歩行自立例をA群(13名), 監視例をB群(8例), 部分介助例をC群(9名), 全介助例をD群(15名)とした. 入院期間, 年齢は各群間を比較し, FIM(認知, 運動, 総得点)は回復期転院時と自宅退院時の推移を比較した. 〔結果〕入院期間と年齢は各群間差はなかった. 自宅退院時歩行能力はA群全例自立, B群6例自立, 2例監視, C群4例自立, 2例監視, 2例部分介助, 1例全介助, D群3例自立, 2例監視, 7例部分介助, 3例全介助へと変化した. FIM総得点, 運動得点はA, C, D群で有意な増加を認め, 認知得点は全群間で差を認めなかった. B群はFIM得点は有意差はないが, 自宅退院時に75%が歩行自立しておりADLは維持向上した. 今後はFIM得点の低下例にて詳細な分析が必要である.
ISSN:0468-2513