22. 職員の全勤務時間内禁煙実施に対する認識と喫煙状況
A病院では平成22年度より, 職員の全勤務時間内禁煙をうたった「タバコ・コントロールプログラム」を開始した. プログラムに対する職員の認識や喫煙状況の把握等を目的として, A病院敷地内で従事する職員(派遣・パートを含む)と外注業者の860名を対象として, 自記式無記名の質問紙調査を行なった. 回収部数は698部(81.2%). 64%がプログラムを認知しており, 喫煙率は全体の12%であった. 敷地内禁煙を開始した平成15年以降禁煙を開始した職員は86名おり, その中で禁煙開始の理由を勤務時間内禁煙開始とした職員は6名いた. 平成20年度と比較し, 喫煙率は15%から12%に低下し, 喫煙者の...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2012, Vol.60 (5), p.640-640 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | A病院では平成22年度より, 職員の全勤務時間内禁煙をうたった「タバコ・コントロールプログラム」を開始した. プログラムに対する職員の認識や喫煙状況の把握等を目的として, A病院敷地内で従事する職員(派遣・パートを含む)と外注業者の860名を対象として, 自記式無記名の質問紙調査を行なった. 回収部数は698部(81.2%). 64%がプログラムを認知しており, 喫煙率は全体の12%であった. 敷地内禁煙を開始した平成15年以降禁煙を開始した職員は86名おり, その中で禁煙開始の理由を勤務時間内禁煙開始とした職員は6名いた. 平成20年度と比較し, 喫煙率は15%から12%に低下し, 喫煙者の1日の喫煙本数も減少していた. 敷地内禁煙や勤務時間内禁煙の実施は職員の喫煙者の喫煙に対する意識や行動の変容をもたらし, 禁煙への外発的動機づけとなったと考える. |
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ISSN: | 0468-2513 |