12. 母乳外来における受診者の満足度調査と今後のあり方について考える

平成18年度より母子同室を開始して母乳育児に取り組んできた. 母乳育児を進める上でさまざまな問題があり, 継続的にフォローする場を提供する必要があると考え, 平成19年度に母乳外来を開設した. 開設して3年が経過し, 現在行なっているケアやアドバイスが的確であるか, 満足度調査をして, 今後の母乳外来のあり方を考えた. 調査の結果, 母乳外来を利用して, 母乳育児に対する不安が解消し安心や自信の声が聞け, 母乳育児の継続や意識を高めていると確認できた. さらに, 母乳外来で時間をかけて話を聞くことで, 親身になって話を聞いてもらい心強く, 精神的に楽になった等, 授乳指導やケアを通じてかかわり...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2011, Vol.60 (4), p.566-566
Hauptverfasser: 田中直美, 木南隆子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:平成18年度より母子同室を開始して母乳育児に取り組んできた. 母乳育児を進める上でさまざまな問題があり, 継続的にフォローする場を提供する必要があると考え, 平成19年度に母乳外来を開設した. 開設して3年が経過し, 現在行なっているケアやアドバイスが的確であるか, 満足度調査をして, 今後の母乳外来のあり方を考えた. 調査の結果, 母乳外来を利用して, 母乳育児に対する不安が解消し安心や自信の声が聞け, 母乳育児の継続や意識を高めていると確認できた. さらに, 母乳外来で時間をかけて話を聞くことで, 親身になって話を聞いてもらい心強く, 精神的に楽になった等, 授乳指導やケアを通じてかかわりを持つことで, 育児不安等の解決に繋がっていると確認できた. これからも母乳外来が母乳育児を中心とした育児相談の場になっていけるように努めて行きたい.
ISSN:0468-2513