2. 救急搬送され入院となった家族の救急看護への評価-家族・看護師への質問紙調査を実施して
A病院は二次救急の指定を受けている. 平成20年度の救急搬送数は2,261名・そのうち入院を要した患者は1,002名であった. 救急外来受診時, 家族は患者の予期せぬ突然の発症から心理的不安は大きく, 診察を待っている間や入院後の医療従事者の行動や言動に心理的影響を受け易いと考えられる. 実際, 救急外来で働く看護師は緊急を要する処置や診察介助が優先であり, 同時に複数の看護師が一人の患者に関わり看護している. また, 限られたスペースでの診療となり, プライバシーが保たれていないなどから患者・家族の心理面への援助が十分にできていないと感じていた. そこで夜間救急外来を受診し, 入院となった患...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2011, Vol.60 (1), p.41-42 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | A病院は二次救急の指定を受けている. 平成20年度の救急搬送数は2,261名・そのうち入院を要した患者は1,002名であった. 救急外来受診時, 家族は患者の予期せぬ突然の発症から心理的不安は大きく, 診察を待っている間や入院後の医療従事者の行動や言動に心理的影響を受け易いと考えられる. 実際, 救急外来で働く看護師は緊急を要する処置や診察介助が優先であり, 同時に複数の看護師が一人の患者に関わり看護している. また, 限られたスペースでの診療となり, プライバシーが保たれていないなどから患者・家族の心理面への援助が十分にできていないと感じていた. そこで夜間救急外来を受診し, 入院となった患者家族の救急看護への評価を家族・看護師に調査を行ない, 自己評価・他者評価を受けることで問題点を明らかにし家族看護についての振り返りを行なった. その結果, できないと思われていた態度・姿勢が患者家族から良い評価が得られた. 自分達の行なっている看護を振り返られたと同時に自信に繋がった. |
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ISSN: | 0468-2513 |