ワークショップV:肥満と糖尿病

『I. はじめに』 外国では肥満が医学的, 社会経済学的に問題になっている. これは高度の肥満者が多いためである. しかし日本では軽度の肥満, 小太りが多く, 高度肥満者は少ないのが現状である. 一方, 糖尿病も外国は肥満型糖尿病が多く, 病因はインスリン抵抗性が主体であり, 日本では軽度肥満者や非肥満者での糖尿病が多く, インスリン分泌不全が主体であるとされている. 糖尿病の治療は多方面からの療養指導, チーム医療が必要である. これにより, 専門性を活かした, きめ細やかなサポートが可能となり, 患者中心の医療が実現する. このワークショップでは肥満に関する演題は1題で, 糖尿病療養に関す...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2011, Vol.59 (6), p.722-725
Hauptverfasser: 川村功, 大野恒夫, 長崎寿夫, 木村麻希, 内田みさ子, 野崎琴美, 八幡和明, 上條広高
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:『I. はじめに』 外国では肥満が医学的, 社会経済学的に問題になっている. これは高度の肥満者が多いためである. しかし日本では軽度の肥満, 小太りが多く, 高度肥満者は少ないのが現状である. 一方, 糖尿病も外国は肥満型糖尿病が多く, 病因はインスリン抵抗性が主体であり, 日本では軽度肥満者や非肥満者での糖尿病が多く, インスリン分泌不全が主体であるとされている. 糖尿病の治療は多方面からの療養指導, チーム医療が必要である. これにより, 専門性を活かした, きめ細やかなサポートが可能となり, 患者中心の医療が実現する. このワークショップでは肥満に関する演題は1題で, 糖尿病療養に関する演題が5題である. 『II. 講演概要』 長崎寿夫氏は北信総合病院における糖尿病療養支援システムについて報告した. 北信総合病院では糖尿病専門医が2年前に赴任され, その後に再構築した, 医師・糖尿病療養指導士を中心とした糖尿病対策チームの活動内容の発表である.
ISSN:0468-2513