60. 通所リハにおける要支援者の運動機能検査結果について

当通所リハでは平成18年度の介護保険制度の改定後, 運動機能維持, 向上を目的に利用となった要支援者に対して, 多職種協働でプラン作成し実行, その効果を判定するために握力, 椅子座位体前屈, 開眼片脚立位時間, 立ち上がり回数(30秒間), Timed Up & Go Test, 5m歩行時間, 6分間歩行距離を計測してきた. 今回対象とした要支援者(男性7名, 女性6名, 平均年齢80.2±8.3歳)の初回測定値と半年毎の値を2年半まで, それぞれ比較した結果, その項目においても有意な差はみられなかった. また, 半年毎の平均値の変化をみると, 2年半経過しても初回の値より改善傾...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2011, Vol.59 (5), p.630-631
Hauptverfasser: 磯部真琴, 五味高義, 加藤明浩, 櫻井裕美, 栗田佳典
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当通所リハでは平成18年度の介護保険制度の改定後, 運動機能維持, 向上を目的に利用となった要支援者に対して, 多職種協働でプラン作成し実行, その効果を判定するために握力, 椅子座位体前屈, 開眼片脚立位時間, 立ち上がり回数(30秒間), Timed Up & Go Test, 5m歩行時間, 6分間歩行距離を計測してきた. 今回対象とした要支援者(男性7名, 女性6名, 平均年齢80.2±8.3歳)の初回測定値と半年毎の値を2年半まで, それぞれ比較した結果, その項目においても有意な差はみられなかった. また, 半年毎の平均値の変化をみると, 2年半経過しても初回の値より改善傾向を示す項目が多くあった. 以上のことから, 当デイケアにおいて, 多職種協働で利用時間内に出来るだけ運動の機会を増やすよう働きかけたことが, 運動機能の低下の防止につながったと考えられる. 今後も継続調査していきたい.
ISSN:0468-2513