58. 回復期リハ病棟での目標達成チェックシートによる達成目標日の予測について

当院回復期リハビリテーション病棟では平成20年度より, 目標・期間を全スタッフが共有できるように, 個々の小目標・課題・達成目標日・予後予測を示した目標達成チェックシートを運用している. 当院の先行研究では目標達成チェックシートの運用の中で, 達成目標日と実際の達成日には日数差が生じている場合が多いと報告している. しかし, 達成目標日の決定は各担当者間のチームに任せられ統一した基準がないのが現状である. そこで, 今回予後予測とその達成目標日ついてセラピストの間でどの程度の差異が生じるか調査し, 何がその決定因子となっているかを検証したので考察を加え報告した. 方法は, 脳卒中片麻痺患者の移...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2011, Vol.59 (5), p.630-630
Hauptverfasser: 大井志織, 小林克行, 池内由直, 長谷川史, 塩川清信, 矢澤俊二, 須田洋輔, 松岡修平, 泉從道, 浅野昌宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当院回復期リハビリテーション病棟では平成20年度より, 目標・期間を全スタッフが共有できるように, 個々の小目標・課題・達成目標日・予後予測を示した目標達成チェックシートを運用している. 当院の先行研究では目標達成チェックシートの運用の中で, 達成目標日と実際の達成日には日数差が生じている場合が多いと報告している. しかし, 達成目標日の決定は各担当者間のチームに任せられ統一した基準がないのが現状である. そこで, 今回予後予測とその達成目標日ついてセラピストの間でどの程度の差異が生じるか調査し, 何がその決定因子となっているかを検証したので考察を加え報告した. 方法は, 脳卒中片麻痺患者の移乗, 移動, 排泄の予後, 達成目標日について, 「JCS」「m-RS」「12段階片麻痺テスト」「MMSE」「HDS-R」「失行症の重症度」をもとにPT, OT4名ずつの計8名が予測し, その差と予測した因子を調査した.
ISSN:0468-2513