47. 当センター退院前訪問指導における作業療法士の役割と地域連携の実際

当センターでは, 退院後の自宅生活を送るにあたり, 環境調整や地域スタッフの介入が必要と思われる患者に対して, 担当の作業療法士が患者宅を訪問し退院前訪問指導を行なっている. 退院前訪問指導とは, 「継続して1か月以上入院すると見込まれる患者の退院に先立って患家を訪問し, 病状, 家屋構造, 介護力を考慮しながら, 患者や家族等に対して, 退院後の在宅での療養上必要と考えられる指導を行なうこと」とされている. 当センターの退院前訪問指導では, 自宅での動作確認や動作指導, 環境調整への助言を行なうだけでなく, 家族, 当センター地域スタッフ, 他事業所スタッフらと共に情報交換を行ない, 今後の...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2011, Vol.59 (5), p.626-626
Hauptverfasser: 大月睦美, 勝山澄江, 大塚英樹, 高澤恵理子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当センターでは, 退院後の自宅生活を送るにあたり, 環境調整や地域スタッフの介入が必要と思われる患者に対して, 担当の作業療法士が患者宅を訪問し退院前訪問指導を行なっている. 退院前訪問指導とは, 「継続して1か月以上入院すると見込まれる患者の退院に先立って患家を訪問し, 病状, 家屋構造, 介護力を考慮しながら, 患者や家族等に対して, 退院後の在宅での療養上必要と考えられる指導を行なうこと」とされている. 当センターの退院前訪問指導では, 自宅での動作確認や動作指導, 環境調整への助言を行なうだけでなく, 家族, 当センター地域スタッフ, 他事業所スタッフらと共に情報交換を行ない, 今後の生活の課題について検討する場, 連携の場として活用している. 今回は, 当センターの退院前訪問指導における作業療法士の役割, 退院前訪問指導を通じた地域スタッフとの連携の実際について報告した.
ISSN:0468-2513