6. アキレス腱断裂患者に対するアイシングの評価 -アイシングの評価のもとに塩水を使った氷嚢の作成

アイシングは整形外科看護の基本として, 重要とされている. しかし, 現在シーネ上から氷枕を用いてアイシングを行なっているが, シーネ上からでも有効なアイシングを行なえているのか疑問であった. 看護研究を行なった結果, 直接下肢に氷枕を当てた場合とシーネ上から氷枕を当てた場合とでは, 平均約5度の温度差があり, 有効温度の25度に達するまで長時間かかることがわかった. シーネがあることにより, 氷枕の温度が患部に伝わりにくいため, 氷枕自体の温度を下げる必要があると考え, 塩水を使用した氷枕を作成した. 結果, 30分で有効温度の25℃に達し, 時間短縮に繋がった. 食塩を使用した事で融点の低...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2011, Vol.59 (5), p.597-597
Hauptverfasser: 太田千尋, 大泉早香, 井上正幸, 助川真佐子, 酒井知恵美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:アイシングは整形外科看護の基本として, 重要とされている. しかし, 現在シーネ上から氷枕を用いてアイシングを行なっているが, シーネ上からでも有効なアイシングを行なえているのか疑問であった. 看護研究を行なった結果, 直接下肢に氷枕を当てた場合とシーネ上から氷枕を当てた場合とでは, 平均約5度の温度差があり, 有効温度の25度に達するまで長時間かかることがわかった. シーネがあることにより, 氷枕の温度が患部に伝わりにくいため, 氷枕自体の温度を下げる必要があると考え, 塩水を使用した氷枕を作成した. 結果, 30分で有効温度の25℃に達し, 時間短縮に繋がった. 食塩を使用した事で融点の低い氷枕の作成ができ, シーネ上からでも効果的なアイシングができる事がわかった.
ISSN:0468-2513