40. 精神療養病棟における集団退院支援の効果
A病棟は病床数60床の精神療養病棟であり, 平均在院日数は927日で, 入院が長期化している. 今回集団退院支援プログラムのテーマは「退院」することを目標に掲げるのではなく, 参加者個々の現在の病棟での生活とこれから目標をもって生活するための意欲の向上(モチベーションをあげること)とした. そして自己肯定感を育むこともテーマに加え, 会の実施を試みた. 病棟や集団退院支援プログラムの態度を評価する評価尺度を作成し, プログラム終了後に分析比較した. また, 患者自身にも自己肯定感に対するアンケートをリッカート尺度4段階で依頼し, プログラム開始前後で分析比較した. その結果, 集団退院支援をA...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2010, Vol.58 (5), p.584-584 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | A病棟は病床数60床の精神療養病棟であり, 平均在院日数は927日で, 入院が長期化している. 今回集団退院支援プログラムのテーマは「退院」することを目標に掲げるのではなく, 参加者個々の現在の病棟での生活とこれから目標をもって生活するための意欲の向上(モチベーションをあげること)とした. そして自己肯定感を育むこともテーマに加え, 会の実施を試みた. 病棟や集団退院支援プログラムの態度を評価する評価尺度を作成し, プログラム終了後に分析比較した. また, 患者自身にも自己肯定感に対するアンケートをリッカート尺度4段階で依頼し, プログラム開始前後で分析比較した. その結果, 集団退院支援をA病棟独自のプログラムで取り組むことにより, 生活意欲の向上と自己肯定感を得ることができる効果があることが示唆された. また, 入院患者と退院者の参加による相互作用から, 退院に向けてのモチベーションの効果もあったことが言えた. |
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ISSN: | 0468-2513 |