26. フットケア外来開設4か月の現状と今後の課題

〔経緯〕糖尿病患者の足切断を防ぐために足病変を予防しQOLの維持・向上を図ることを目的に, 2007年12月より看護師によるフットケア外来を開設した. 〔現状〕専門的な講習を受けた病棟看護師2名(内1名は糖尿病看護認定看護師)が毎月1回午後に外来でケアを行なっている. 対象は神経障害・網膜症などを合併しセルフケアが困難な当院通院中の糖尿病患者で, 患者数は32件(15名)であった. ケアの内容は, 足の視診, 末梢循環障害・神経障害チェック後, 足浴, 爪の整形, 角化・胼胝等のケアを行ない, 適切な靴の選択や履き方, 足の観察や爪切り等のセルフケア方法を指導している. 〔今後の課題〕(1)マ...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2009, Vol.57 (6), p.892-893
Hauptverfasser: 柳橋貴子, 内田みさ子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔経緯〕糖尿病患者の足切断を防ぐために足病変を予防しQOLの維持・向上を図ることを目的に, 2007年12月より看護師によるフットケア外来を開設した. 〔現状〕専門的な講習を受けた病棟看護師2名(内1名は糖尿病看護認定看護師)が毎月1回午後に外来でケアを行なっている. 対象は神経障害・網膜症などを合併しセルフケアが困難な当院通院中の糖尿病患者で, 患者数は32件(15名)であった. ケアの内容は, 足の視診, 末梢循環障害・神経障害チェック後, 足浴, 爪の整形, 角化・胼胝等のケアを行ない, 適切な靴の選択や履き方, 足の観察や爪切り等のセルフケア方法を指導している. 〔今後の課題〕(1)マンパワー不足に対し, 専門的な講習会への参加を呼びかけ協力者を増やす, (2)ケアに必要な水道設備のある診察室の整備を行なう, (3)ハイリスク患者を適切に選定が出来るようにツールを作成し, 院内全体の看護師の教育を行なうことが課題である.
ISSN:0468-2513