在宅医療/訪問看護の今後のかたち 1. がん終末期の在宅医療を推進するためには 2. プライマリケアにおける在宅医療 3. 小児在宅ケアの包括的支援に向けたコーディネーター教育プログラムの開発 4. これまでの枠組みにとらわれずに新たな発展を

「はじめに」近年介護保険法・障害者自立支援法等の施行により, 国の施策として在宅療養支援の方策が明確に打ち出され, さらに, 在宅療養支援診療所の導入・診療報酬の改定等の医療制度改革により在宅医療への後押しがされている. また今年4月より, 後期高齢者医療制度も開始となり, 在宅医療・在宅療養支援への期待がますます高まってきている. 一方, 在院日数の短縮化やDPC導入のなかで, 退院調整の問題, 病診連携や病棟看護師と訪問看護師との連携, 多職種間連携の問題や, また制度上, 人材育成, 援助技術等の問題など多くが課題として存在している. しかし何よりも, 在宅療養生活, 在宅医療, 訪問看...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2009, Vol.57 (6), p.867-870
Hauptverfasser: 山崎文昭, 中澤義明, 奈良間美保, 角田直枝, 原田真由美, 前田浩利
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」近年介護保険法・障害者自立支援法等の施行により, 国の施策として在宅療養支援の方策が明確に打ち出され, さらに, 在宅療養支援診療所の導入・診療報酬の改定等の医療制度改革により在宅医療への後押しがされている. また今年4月より, 後期高齢者医療制度も開始となり, 在宅医療・在宅療養支援への期待がますます高まってきている. 一方, 在院日数の短縮化やDPC導入のなかで, 退院調整の問題, 病診連携や病棟看護師と訪問看護師との連携, 多職種間連携の問題や, また制度上, 人材育成, 援助技術等の問題など多くが課題として存在している. しかし何よりも, 在宅療養生活, 在宅医療, 訪問看護の「実態」を病棟スタッフになかなか知っていただけていないのが一番の問題だと日々感じている. そこで今回, 在宅医療に関わる様々な分野でご活躍の4名の方にお集まりいただき, その「実態」についてお話してもらい, 「こんな病気でも, こんな状態でも, こうすることで自分の家で暮らすことができる」「在宅医療や訪問看護はこんなことまでできる」ということを伝えたいと願い, 本ワークショップを企画した.
ISSN:0468-2513