13. 患者様の希望を取り入れた入・退室の実施を目指して
当院手術室では年間5,700件超の手術があり, ドクターヘリや医師不足での救急患者増加で手術件数が増加している. 手術患者様の移乗を2台のハッチウェイ(以下ハッチ)で行なっているが, 患者様の入退室が重なると患者様を待たせてしまっていた. そこでハッチ無しで入退室できないか検討, 実施した. ハッチ無しでの入退室実施の為, 歩行・車椅子・ストレッチャーでの入退室を考え, 入退室基準を作成, 看護基準に採用した. 外科病棟の協力で約1か月間テストを実施. しかし, ドレーン抜去の事故が発生, 危険について再検討し, 患者様の状況に合わせて選択的にハッチ使用とし, 全手術で実施した. 実施後のアン...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2009, Vol.57 (5), p.739-740 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当院手術室では年間5,700件超の手術があり, ドクターヘリや医師不足での救急患者増加で手術件数が増加している. 手術患者様の移乗を2台のハッチウェイ(以下ハッチ)で行なっているが, 患者様の入退室が重なると患者様を待たせてしまっていた. そこでハッチ無しで入退室できないか検討, 実施した. ハッチ無しでの入退室実施の為, 歩行・車椅子・ストレッチャーでの入退室を考え, 入退室基準を作成, 看護基準に採用した. 外科病棟の協力で約1か月間テストを実施. しかし, ドレーン抜去の事故が発生, 危険について再検討し, 患者様の状況に合わせて選択的にハッチ使用とし, 全手術で実施した. 実施後のアンケートで手術室・病棟・患者様から概ね賛成意見を得られた. 患者様を待たせたり, 事故の発生はなく, 緊急手術の入退室も円滑になった上に, 手術室の清浄度は低下しなかった. 手術室内の整理整頓や患者様のプライバシー保護でもスタッフの意識向上がみられた. |
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ISSN: | 0468-2513 |