12. 糖尿病指導外来の取り組み

今回, 私達は糖尿病療養指導士として, 外来での指導の機会を得, 2007年4月より指導外来を開始し, 活動状況と今後の課題について検討したので報告した. 毎週金曜日, 1人30分以上の2名までを上限とし, 医師より必要と認められた糖尿病患者35名の指導を行なった. 指導外来の問題点として, I.初期指導で動機付けの支援が難しい, II.カルテのみでは, 患者の情報が不足している, III.患者が必要とされる知識が膨大である, IV.継続的な支援が困難な状況であるの4点が挙げられた. 以上のことから, 糖尿病患者と接する上では, 病期を踏まえ支援していくこと, 初期指導においては動機づけの支援...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2009, Vol.57 (5), p.739-739
Hauptverfasser: 中村みどり, 堀田タカヨ, 荒井美智子, 上倉喜美子, 酒井京子, 中澤邦枝, 大久保早苗, 嶋林かおり, 峯村今朝美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:今回, 私達は糖尿病療養指導士として, 外来での指導の機会を得, 2007年4月より指導外来を開始し, 活動状況と今後の課題について検討したので報告した. 毎週金曜日, 1人30分以上の2名までを上限とし, 医師より必要と認められた糖尿病患者35名の指導を行なった. 指導外来の問題点として, I.初期指導で動機付けの支援が難しい, II.カルテのみでは, 患者の情報が不足している, III.患者が必要とされる知識が膨大である, IV.継続的な支援が困難な状況であるの4点が挙げられた. 以上のことから, 糖尿病患者と接する上では, 病期を踏まえ支援していくこと, 初期指導においては動機づけの支援が重要である. また, 院内システムの確立や継続支援をどのようにしていくかが今後の課題である.
ISSN:0468-2513