8. 佐久地域におけるHIV/エイズ予防啓発活動の取り組みについて
日本の新規HIV感染者数は, 昨年度初めて1,000人を突破し, 増加を続けている. 長野県は, 人口10万人あたりの届出数が全国第3位である. HIV感染者・エイズ患者は, 中高年男性に多い特徴があるため幅広い世代に予防啓発を行なう必要がある. 今回, 佐久地域における予防啓発活動の取り組みを報告した. 〔方法〕当院病院祭(2008年5月17日18日)にて, HIV/エイズ予防啓発のパネル展示((1)検査の勧め, (2)佐久保健所で迅速検査を受ける際の流れ, (3)HIV/エイズの現状)で説明を佐久保健所と共に行なった. 研修医による, HIV劇と無料迅速検査を行なった. 〔結果〕病院祭来場...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2009, Vol.57 (5), p.738-738 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 日本の新規HIV感染者数は, 昨年度初めて1,000人を突破し, 増加を続けている. 長野県は, 人口10万人あたりの届出数が全国第3位である. HIV感染者・エイズ患者は, 中高年男性に多い特徴があるため幅広い世代に予防啓発を行なう必要がある. 今回, 佐久地域における予防啓発活動の取り組みを報告した. 〔方法〕当院病院祭(2008年5月17日18日)にて, HIV/エイズ予防啓発のパネル展示((1)検査の勧め, (2)佐久保健所で迅速検査を受ける際の流れ, (3)HIV/エイズの現状)で説明を佐久保健所と共に行なった. 研修医による, HIV劇と無料迅速検査を行なった. 〔結果〕病院祭来場者数は21,285名であった. 「興味関心があった展示は?」というアンケートについて回答が得られた564票のうち, 81票(14.4%)が得られた. 男女とも20歳代が最も多かった. 男性50歳代6票, 60歳代5票, 女性50歳代6票の得票が得られた. 〔考察〕予防啓発を行なって, すぐ検査数に直結するということは中高年層では特に難しく, 試行錯誤中だが, 多くの人に新しい情報, 正しい知識を持ってもらうには, 幅広い年代が集まる場での予防啓発を行なうことは有用であり重要であると示唆された. |
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ISSN: | 0468-2513 |