22. パーキソン病患者の転倒防止対策における一考察

パーキソン病では, 姿勢反射障害や無動により転倒の危険が高い. 特に転倒しやすい条件として罹病期間の長さやパーキンソン病の重症度が関与しているといわれている. 今回15年前に発症しヤール分類III~IVのパーキンソン病患者に対し転倒回数の減少を目的とし, 経過表を用いて患者と看護師で日内変動や時間ごとの動きを評価した. その結果, 動きの悪い時間が明確となった. 又, 患者自身の自覚を促し, 具体的に活動を控えてもらう様に指導できた. 内服調整も適切に行なえた. その後, 調子が良い状態が長く続き, 本人の自覚もあり転倒回数の減少に大きく繋がった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2008, Vol.57 (4), p.668-668
Hauptverfasser: 南雲小百合, 猪股香, 佐野真由, 池田弘美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:パーキソン病では, 姿勢反射障害や無動により転倒の危険が高い. 特に転倒しやすい条件として罹病期間の長さやパーキンソン病の重症度が関与しているといわれている. 今回15年前に発症しヤール分類III~IVのパーキンソン病患者に対し転倒回数の減少を目的とし, 経過表を用いて患者と看護師で日内変動や時間ごとの動きを評価した. その結果, 動きの悪い時間が明確となった. 又, 患者自身の自覚を促し, 具体的に活動を控えてもらう様に指導できた. 内服調整も適切に行なえた. その後, 調子が良い状態が長く続き, 本人の自覚もあり転倒回数の減少に大きく繋がった.
ISSN:0468-2513