7. 栄養科における嚥下困難者に対する食事の取り組み

2006年10月, NST準備委員会発足と同時に「摂食・嚥下回診」が行なわれた. 当時提供していた嚥下困難食では様々な状態の患者さんに対応するのが困難である事がわかり, 摂食機能を考慮したソフト食とミキサー食を提供することにした. 当院のソフト食とミキサー食は「ユニバーサルデザインフード区分表」を基に作成している. 対象者の多くが嚥下障害を有すると想定し, トロミ調整食品を用いて調理している. 今年の3月からNSTカンファレンスが全病棟で実施され, 食形態の再検討, 嗜好を考慮した食事の要望が今まで以上に多くなってきた. 患者さんの要望を伺うため, 管理栄養士と共に調理師もベッドサイド訪問を実...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2008, Vol.57 (4), p.663-663
Hauptverfasser: 鈴木景子, 長谷川貴宏, 永井真理子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:2006年10月, NST準備委員会発足と同時に「摂食・嚥下回診」が行なわれた. 当時提供していた嚥下困難食では様々な状態の患者さんに対応するのが困難である事がわかり, 摂食機能を考慮したソフト食とミキサー食を提供することにした. 当院のソフト食とミキサー食は「ユニバーサルデザインフード区分表」を基に作成している. 対象者の多くが嚥下障害を有すると想定し, トロミ調整食品を用いて調理している. 今年の3月からNSTカンファレンスが全病棟で実施され, 食形態の再検討, 嗜好を考慮した食事の要望が今まで以上に多くなってきた. 患者さんの要望を伺うため, 管理栄養士と共に調理師もベッドサイド訪問を実施している. 患者さんに喜んでもらえる食事が提供できるように, 患者さん・家族, 多職種の方々と情報交換し, 食事提供に活かしていきたい.
ISSN:0468-2513