2. 粟島浦村における医療サービス, 介護保険サービスの現状と課題

〔目的〕(1)障害を負った方が粟島浦村で生活するために必要な身体機能レベルを知る. (2)粟島浦村の医療介護保険サービスの現状を把握し, 今後の支援につなげる. 〔方法〕生活環境の現地調査. 粟島へき地出張診療所の看護師, 役場職員への聞き取り調査. 〔結果〕医療サービスは, 当院の医師による週2回のテレビ診療, 緊急テレビ診療, 7・8月の医師出張診療のみである. 介護保険サービスはデイサービスが中心であるが, スタッフの不足により週3回しか行なわれていない. 要介護4, 5の方が島内で生活をしていたことはなく, 当院に入院されていた方では, 歩行自立, 監視歩行の方のみ島内の自宅へ復帰して...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2008, Vol.57 (4), p.661-662
Hauptverfasser: 齋藤裕香, 小田和也, 貝沼美智子, 金子義弘, 高橋正人, 渡邉真帆, 井上美保子, 立石敦子, 馬場恵理子, 梅田貴, 平山則子, 品川良勝, 大宗桂志, 藤本剛士, 小田温, 小出章
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕(1)障害を負った方が粟島浦村で生活するために必要な身体機能レベルを知る. (2)粟島浦村の医療介護保険サービスの現状を把握し, 今後の支援につなげる. 〔方法〕生活環境の現地調査. 粟島へき地出張診療所の看護師, 役場職員への聞き取り調査. 〔結果〕医療サービスは, 当院の医師による週2回のテレビ診療, 緊急テレビ診療, 7・8月の医師出張診療のみである. 介護保険サービスはデイサービスが中心であるが, スタッフの不足により週3回しか行なわれていない. 要介護4, 5の方が島内で生活をしていたことはなく, 当院に入院されていた方では, 歩行自立, 監視歩行の方のみ島内の自宅へ復帰していた. 〔考察〕医療・介護保険サービス共に, マンパワーの不足が最も問題である. また, 島内で生活すめためには, 監視歩行以上の歩行能力が1つの目安となると考えられる.
ISSN:0468-2513