32. 乳房腫瘤性病変における腫瘤径を中心とした画像の検討 ―超音波検査所見とマンモグラフィカテゴリー判定について
今回US上腫瘤性病変の365例について病変部位がMMG所見と一致するか比較し, MMGカテゴリー判定に分類し検討した. USにて5mm未満の腫瘤性病変は80例認められたが, カテゴリー3で病変部位が一致したものは7例と少数でカテゴリー4以上では認められなかった. このことよりUSにて5mm未満の腫瘤性病変において一致しない大部分の有所見症例については, 精検困難症例として経過観察を行なう方針とし, 精検対象者から除外すると精検対象率は22.9%から17.8%になり精検対象を抑えられると考えた. また「がん検診検討委員会中間報告」のUS検討事項においてもUS, MMGそれぞれの特性の違いを考慮し...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2008, Vol.57 (2), p.99-100 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 今回US上腫瘤性病変の365例について病変部位がMMG所見と一致するか比較し, MMGカテゴリー判定に分類し検討した. USにて5mm未満の腫瘤性病変は80例認められたが, カテゴリー3で病変部位が一致したものは7例と少数でカテゴリー4以上では認められなかった. このことよりUSにて5mm未満の腫瘤性病変において一致しない大部分の有所見症例については, 精検困難症例として経過観察を行なう方針とし, 精検対象者から除外すると精検対象率は22.9%から17.8%になり精検対象を抑えられると考えた. また「がん検診検討委員会中間報告」のUS検討事項においてもUS, MMGそれぞれの特性の違いを考慮し, USを実施することは意義があるものと思われた. 今後5mm以上の腫瘤性の病変についても検証を行ない適切な精検率としたい. |
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ISSN: | 0468-2513 |