32. 周産期(人工関節置換術)のDVTに対する患者の理解度とスタッフの意識調査 ―今後の課題

人工関節置換術後の深部静脈血栓(以下DVT)の発生頻度は多く肺塞栓症(以下PE)を発生すると死亡率が高いと言われている. 当病棟では, 一般的な予防策と独自のクリニカルパスやチェックシートを作成し予防に努めている. 患者はDVTのことを理解しているのか, また看護師はDVTのことを理解し関われているのか疑問に思い調査した. 半数近くの看護師が現在のオリエンテーションの仕方では分かり難い, またDVTのことを理解していない患者がいることが分かった. 一方的な説明のみでは患者の記憶に残りにくい. 患者が理解されるよう説明方法を工夫し, また術前術後を通して患者の理解度を確認しながら説明をしていく....

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2008, Vol.56 (5), p.747-747
Hauptverfasser: 児玉祐子, 田中夏江, 谷川浩隆, 松原光宏
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:人工関節置換術後の深部静脈血栓(以下DVT)の発生頻度は多く肺塞栓症(以下PE)を発生すると死亡率が高いと言われている. 当病棟では, 一般的な予防策と独自のクリニカルパスやチェックシートを作成し予防に努めている. 患者はDVTのことを理解しているのか, また看護師はDVTのことを理解し関われているのか疑問に思い調査した. 半数近くの看護師が現在のオリエンテーションの仕方では分かり難い, またDVTのことを理解していない患者がいることが分かった. 一方的な説明のみでは患者の記憶に残りにくい. 患者が理解されるよう説明方法を工夫し, また術前術後を通して患者の理解度を確認しながら説明をしていく. 看護師は予防の重要性を再認識し, 関わる中で患者と共に予防策を行なうことが大事である. 今回患者が医師や看護師の説明をなぜ理解できなかったのか原因を追求するまでには至らなかった. 今後その部分を明らかにしていきたい.
ISSN:0468-2513