19. 脳出血にて環境適応障害を呈した1症例 ―排泄動作から学んだコーディネートの重要性

〔はじめに〕今回, 妻が排泄自立を在宅復帰の条件とした症例を担当した. 作業療法士が中心となり, 他職種に積極的にはたらきかけ在宅復帰となった. チームアプローチの大切さを学んだので報告する. 〔経過〕作業療法では排泄動作介助量軽減(一連の動作訓練), 安定した排泄動作獲得(誘導での排泄訓練), 排泄自立(夜間の尿器での排泄・日中の監視歩行での排泄), 在宅復帰(自宅での排泄・床上・移動訓練)と段階付けて目標を設定し, 訓練を進めた. 作業療法士が中心となり, 他職種と訓練方法を検討した. その結果排泄が自立し, 自宅退院となった. 〔考察〕チーム医療の一員として, 率先してコーディネートする...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2007, Vol.56 (4), p.653-654
Hauptverfasser: 渡辺真帆, 今井美保子, 立石敦子, 小田和也, 貝沼美智子, 小林紀枝, 金子義弘, 梅田貴, 平山則子, 品川良勝, 大宗桂志, 棗田学, 小田温, 小出章, 富樫由美, 早見栄治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:〔はじめに〕今回, 妻が排泄自立を在宅復帰の条件とした症例を担当した. 作業療法士が中心となり, 他職種に積極的にはたらきかけ在宅復帰となった. チームアプローチの大切さを学んだので報告する. 〔経過〕作業療法では排泄動作介助量軽減(一連の動作訓練), 安定した排泄動作獲得(誘導での排泄訓練), 排泄自立(夜間の尿器での排泄・日中の監視歩行での排泄), 在宅復帰(自宅での排泄・床上・移動訓練)と段階付けて目標を設定し, 訓練を進めた. 作業療法士が中心となり, 他職種と訓練方法を検討した. その結果排泄が自立し, 自宅退院となった. 〔考察〕チーム医療の一員として, 率先してコーディネートすることにより, 症例の在宅復帰がスムーズに進んだ. チーム医療を円滑に進めるためには, 各職種が統一した認識を持つことと, 橋渡し役を決めることが大切だと考える.
ISSN:0468-2513