ベッドサイド・食堂のテーブルの高さについて: 自作のテーブルを試作・使用してみて

今回,入院患者の療養環境を考え,食事の環境について注目し,食事の際のテーブルの高さはどれくらいが適当なのかを検討した。検討にあたり,現状のベッド・テーブル使用を前提とした。ベッド上での食事には自作の「ベッドサイドテーブル」を使用し適切な高さを探した。対象者全9名に試用したところ,座高の1/3プラス4~5cmくらいが適当という数値が出た。  また,食堂のテーブルでは高さが合わない1名に対し別タイプの自作テーブルも試用した。高さ調整後の患者の反応は,全員が食物が確認しやすくなったと述べている。効果としては食事時間の短縮・摂取量の増加・食べこぼしの減少などがみられ,中には,食事中に寝てしまう頻度の減...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2007, Vol.56(4), pp.638-642
Hauptverfasser: 林, 伸幸, 長瀬, 善一, 横田, 由香, 蒲, 直人
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:今回,入院患者の療養環境を考え,食事の環境について注目し,食事の際のテーブルの高さはどれくらいが適当なのかを検討した。検討にあたり,現状のベッド・テーブル使用を前提とした。ベッド上での食事には自作の「ベッドサイドテーブル」を使用し適切な高さを探した。対象者全9名に試用したところ,座高の1/3プラス4~5cmくらいが適当という数値が出た。  また,食堂のテーブルでは高さが合わない1名に対し別タイプの自作テーブルも試用した。高さ調整後の患者の反応は,全員が食物が確認しやすくなったと述べている。効果としては食事時間の短縮・摂取量の増加・食べこぼしの減少などがみられ,中には,食事中に寝てしまう頻度の減少した者もいた。
ISSN:0468-2513
1349-7421
DOI:10.2185/jjrm.56.638