14. 人間ドック食生活診断からみた食生活状況

〔目的・方法〕近年, 生活習慣の変容に伴い生活習慣病が増加し, 国民保健上の最大の課題となっており, 特に食生活は最重要のポイントとして注目されている. 今回, 当センターの人間ドック受診者の食生活の傾向を明らかにするため, コンピユータ食生活診断から得られた結果をもとに, 13品目の食品の摂取状況からみた食生活状況を, 性, 年齢階級別に検討したので報告する. 〔まとめ〕砂糖, 塩分は過剰摂取者が多く, 高齢者ほど顕著だった. 主食, 主菜, 副菜については, いずれも過小摂取者の割合が多く, 若年者ほど顕著だった. しかし, 栄養士の指導実感とは解離がみられ, 食への関心や正しい理解がまだ...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2007, Vol.56 (2), p.73-73
Hauptverfasser: 片野里美, 川西孝子, 糸山美保, 松山美沙子, 草野 健
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的・方法〕近年, 生活習慣の変容に伴い生活習慣病が増加し, 国民保健上の最大の課題となっており, 特に食生活は最重要のポイントとして注目されている. 今回, 当センターの人間ドック受診者の食生活の傾向を明らかにするため, コンピユータ食生活診断から得られた結果をもとに, 13品目の食品の摂取状況からみた食生活状況を, 性, 年齢階級別に検討したので報告する. 〔まとめ〕砂糖, 塩分は過剰摂取者が多く, 高齢者ほど顕著だった. 主食, 主菜, 副菜については, いずれも過小摂取者の割合が多く, 若年者ほど顕著だった. しかし, 栄養士の指導実感とは解離がみられ, 食への関心や正しい理解がまだ不十分であることが推測される. このような受診者の食に対する意識をふまえ, 食生活診断問診票にさらに改善を加えながら, 今後の栄養指導に役立てていきたいと思う.
ISSN:0468-2513