Infection Control Team活動における臨床への介入
当院では1999年の感染対策チーム (Infection Control Team: ICT) 設立以来,エビデンスに基づく感染対策活動を行なってきた。主な活動として,感染対策指導,サーベイランスによるモニタリングをはじめ,抗菌薬投与に関する提案や臨床現場からの感染に関するコンサルテーションにも積極的に対応している。ICTはチームメンバーである医師,看護師,薬剤師,臨床検査技師が各専門分野の特徴を生かした提案を臨床現場に対して行なってきた。具体的には,ICTの窓口である専任担当者を中心とし,対象症例をチームメンバー,症例によっては主治医,その他病院スタッフを交え検討し,チームとしての提案を臨床...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2006, Vol.55(4), pp.381-387 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当院では1999年の感染対策チーム (Infection Control Team: ICT) 設立以来,エビデンスに基づく感染対策活動を行なってきた。主な活動として,感染対策指導,サーベイランスによるモニタリングをはじめ,抗菌薬投与に関する提案や臨床現場からの感染に関するコンサルテーションにも積極的に対応している。ICTはチームメンバーである医師,看護師,薬剤師,臨床検査技師が各専門分野の特徴を生かした提案を臨床現場に対して行なってきた。具体的には,ICTの窓口である専任担当者を中心とし,対象症例をチームメンバー,症例によっては主治医,その他病院スタッフを交え検討し,チームとしての提案を臨床現場へフィードバックしている。当院ICTは臨床現場への介入を基本的に指示ではなくチームとしての提案を行ない,主治医や病院スタッフとのディスカッションによって治療に反映させるという形態をとっている。ICT活動は,病院スタッフとの信頼関係を保ち,専任担当者を中心とし,チームメンバー各職種の能力を集結させた組織横断的なチーム活動が求められると考える。 |
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ISSN: | 0468-2513 1349-7421 |
DOI: | 10.2185/jjrm.55.381 |