13.内視鏡検診における個別的安全管理の重要性 --問診・血圧を指標として

当科関連施設において人間ドックを受診した3,020名のうち, 高血圧の既往のある75名(HT群)と, 既往のない66名(コントロール群)を対象とした. HT群は服薬状況により, HT 内服群, HT 非内服群に分け, (1)他の生活習慣病の既往歴, (2)降圧剤の内服状況(特に検査当日朝の服薬状況), (3)内視鏡検査前, 後の血圧および脈拍, (4)検査前の服薬者については内視鏡検査上観察の障害となるか否か, について検討した. 血圧および脈拍は, 検査前5分と検査終了後に測定した. 既往歴ではHT 群75例のうち, 心筋梗塞4例, 狭心症4例, 不整脈4例, 脳卒中2例が認められた. 降圧...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2006, Vol.55 (2), p.120-120
Hauptverfasser: 三浦美香, 新藤浩子, 加納美樹子, 花輪充彦, 山口達也, 清水健吾, 植竹智義, 北原史章, 大塚博之, 中村俊也, 佐藤 公, 榎本信幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:当科関連施設において人間ドックを受診した3,020名のうち, 高血圧の既往のある75名(HT群)と, 既往のない66名(コントロール群)を対象とした. HT群は服薬状況により, HT 内服群, HT 非内服群に分け, (1)他の生活習慣病の既往歴, (2)降圧剤の内服状況(特に検査当日朝の服薬状況), (3)内視鏡検査前, 後の血圧および脈拍, (4)検査前の服薬者については内視鏡検査上観察の障害となるか否か, について検討した. 血圧および脈拍は, 検査前5分と検査終了後に測定した. 既往歴ではHT 群75例のうち, 心筋梗塞4例, 狭心症4例, 不整脈4例, 脳卒中2例が認められた. 降圧剤を含む常用薬を通常どおりに内服した受診者はHT群の52%であった. 検査前の収縮期および拡張期血圧は, HT 群で有意に高かった(P
ISSN:0468-2513