9.栃尾市一般住民, 胃集検における過去6年間の考察第1報
〔目的〕平成11年度から16年度までの新潟県栃尾市一般住民胃集検結果をまとめ, 当院の胃集検精度を評価した. 技師透視所見と医師読影との相違についても考察を行なった. 〔対象〕平成11年度から16年度までの新潟県栃尾市一般住民受診者11,580名を対象とした. 〔方法〕胃集検の結果から, 要精検率, がん発見率, 陽性反応適中度等を求め, 全国, 及び新潟県平均との比較を行なう. 要精検者データ, 技師透視所見データを整理し, 医師と技師の読影の違いについて考察した. 〔成績〕平均要精検率1.57%, がん発見率0.22%, 陽性反応適中度17.0%であった. 〔結語〕平成11年度から16年度...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2005, Vol.54 (4), p.678-679 |
---|---|
1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 〔目的〕平成11年度から16年度までの新潟県栃尾市一般住民胃集検結果をまとめ, 当院の胃集検精度を評価した. 技師透視所見と医師読影との相違についても考察を行なった. 〔対象〕平成11年度から16年度までの新潟県栃尾市一般住民受診者11,580名を対象とした. 〔方法〕胃集検の結果から, 要精検率, がん発見率, 陽性反応適中度等を求め, 全国, 及び新潟県平均との比較を行なう. 要精検者データ, 技師透視所見データを整理し, 医師と技師の読影の違いについて考察した. 〔成績〕平均要精検率1.57%, がん発見率0.22%, 陽性反応適中度17.0%であった. 〔結語〕平成11年度から16年度までの新潟県栃尾市一般住民胃集検結果をまとめたところ, 平均要精検率1.57%, がん発見率0.22%, 陽性反応適中度17.0%であった. 全国, 及び新潟県平均と比較すると, 要精検率が極端に低く, がん発見率は, 全国平均より高く, 新潟県平均とほぼ同率であった. この事から胃集検成績の精度は高いと言える. その信憑性については, 第2報にて報告する. 要精検者の内, 技師透視所見, 医師読影共に共通の認識で異常を指摘した割合は, 要精検者の約6割(57%)であった. 残りの4割(43%)は, どちらかが異常無しとした要精検者であった. それらの症例を検討し共通の認識を高めることにより, 今後の胃がん発見率を更に高めるものと考える. |
---|---|
ISSN: | 0468-2513 |