病理検査室における業務改善~病理診断結果のWebメールを活用した迅速報告の試み
院内オーダリングシステムが導入され, 1年後病理検査にも導入し, 病理・細胞診検査結果をそのままスキャナーに取り込み, Web画像として保存・送信している. 従来は検査結果を報告所見用紙にて各診療科に報告していたが, オーダリングシステムになり, 診療側より患者が診察に来ないと検査結果が解らず(患者IDにてログインし, 結果参照の必要あり), 患者が早期に来院しない場合, 治療が遅れる可能性があると指摘があった. 病理検査室において病理所見悪性と悪性が強く疑われる症例だけを各診療科依頼医宛に院内Webを利用しメール送信を試みた. 《細胞診》:悪性と悪性が強く疑われる(疑陽性). 《組織診》:「...
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 院内オーダリングシステムが導入され, 1年後病理検査にも導入し, 病理・細胞診検査結果をそのままスキャナーに取り込み, Web画像として保存・送信している. 従来は検査結果を報告所見用紙にて各診療科に報告していたが, オーダリングシステムになり, 診療側より患者が診察に来ないと検査結果が解らず(患者IDにてログインし, 結果参照の必要あり), 患者が早期に来院しない場合, 治療が遅れる可能性があると指摘があった. 病理検査室において病理所見悪性と悪性が強く疑われる症例だけを各診療科依頼医宛に院内Webを利用しメール送信を試みた. 《細胞診》:悪性と悪性が強く疑われる(疑陽性). 《組織診》:「内視鏡検査」胃⇒・Group IV・V大腸⇒Group4・5気管支・食道・十二指腸⇒悪性・疑陽性「各科生検」⇒悪性・疑陽性「その他」……社会的環境に影響のある症例(結核・アメーバーその他)「手術検体」⇒基本的に悪性と診断がついている場合送信せず. 例外として臨床診断が胆嚢炎⇒胆嚢癌, 虫垂炎⇒虫垂癌等の場合は送信対象としている. 病理検査室より院内Webのコミュニケート機能を利用し, 送信対象症例を依頼医にメール送信する. (1)メールが依頼医に届くとコミュニケートボタンが点滅する. (内容を確認したら, 病理検査室の当該送信済みメールが未読から既読に変わる) (2)メール文には患者ID・患者名・検査施行日・検体名・病理結果ありと表示します. (3)依頼医は患者IDにてログインし, 結果参照, 結果を確認して必要ならばICを実施し, 終了したら, 病理検査室へメール返信する. (4)病理検査室は返信メールを確認し, 終了とする. 1.オーダリング方式に変わり, 患者IDにてログインしないと, 結果参照できない為患者が来院しない場合だと治療が遅れる可能性があった. 2.主治医はどこの院内端末において個々のパスワードで起動させれば, コミュニケート機能により情報が入手可能となった. 3.返信メール機能により病理検査に対する要望や病理診断への質問等があり, 診療側とのコミュニケーションが図られる様になった. 4.この方法を試み早期治療(手術)など可能となり, 診療支援が可能となった. |
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ISSN: | 0468-2513 |