71.MDCT におけるビームコリメーション幅と画像再構成厚の再検討
現在使用している撮影条件を再検討するため, 画像再構成厚とコリメーション幅の関係について基礎実験を行なった. 画像再構成厚を一定(8mm), コリメーション幅を2mm, 5mm, 8mm と変化させ, 棒状と球体の2種類のファントムを撮影し, それぞれの条件で得られた画像を視覚的に評価した. 棒状ファントムの撮影では, コリメーション幅を厚くしていくほど, 画像がぼけ, 撮影されたファントムの長さは実測値との誤差が大きくなっていった. これは, コリメーション幅が大きくなるほど, パーシャルボリューム効果の影響が大きくなったためと考えられる. 球体ファントムの撮影では, コリメーション幅が厚く...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2005, Vol.53 (5), p.857-857 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 現在使用している撮影条件を再検討するため, 画像再構成厚とコリメーション幅の関係について基礎実験を行なった. 画像再構成厚を一定(8mm), コリメーション幅を2mm, 5mm, 8mm と変化させ, 棒状と球体の2種類のファントムを撮影し, それぞれの条件で得られた画像を視覚的に評価した. 棒状ファントムの撮影では, コリメーション幅を厚くしていくほど, 画像がぼけ, 撮影されたファントムの長さは実測値との誤差が大きくなっていった. これは, コリメーション幅が大きくなるほど, パーシャルボリューム効果の影響が大きくなったためと考えられる. 球体ファントムの撮影では, コリメーション幅が厚くなるほど, ファントムは円から多角形に変化した. これはコリメーション幅が厚くなったために, データ不足となり, 再構成エラーが起こったと考えられる. 以上よりコリメーション幅は薄い方が良いが, 被爆撮影時間を考えると, 再構成する厚さや目的に合わせたコリメーション幅を選択しなければならない. |
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ISSN: | 0468-2513 |