42.回復期リハビリテーション病棟から亜急性期病床運用へ -当院における導入の検討から

当院では2004年4月より, 地域完結型医療の提供をめざして回復期リハビリテーション病棟の導入について検討をはじめ, シミュレーションを行ないながら, 導入方向で準備を進めていた. シミュレーションでは対象者の把握, 属性調査を行ない, 後半はPC 上の模擬運用をしながら詳細なデータベースを作成した. 対象者数は一定数を保持し, 家庭復帰率7割となり導入の可能性を伺えたが, 医療情勢や院内整備等の問題を解決できず, 2004年4月の診療報酬改定において亜急性期病床基準が新設されたため方針転換した. 亜急性期病床は病床単位の届けとなり, 同一スタッフの継続的アプローチが可能であり, 人員配置,...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2005, Vol.53 (5), p.847-848
Hauptverfasser: 佐藤美智子, 花岡利安, 栗原かおる, 井出佐都美, 竹下絵麻, 花里由美子, 斉藤美智子, 柳沢ひろ子, 若林美幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当院では2004年4月より, 地域完結型医療の提供をめざして回復期リハビリテーション病棟の導入について検討をはじめ, シミュレーションを行ないながら, 導入方向で準備を進めていた. シミュレーションでは対象者の把握, 属性調査を行ない, 後半はPC 上の模擬運用をしながら詳細なデータベースを作成した. 対象者数は一定数を保持し, 家庭復帰率7割となり導入の可能性を伺えたが, 医療情勢や院内整備等の問題を解決できず, 2004年4月の診療報酬改定において亜急性期病床基準が新設されたため方針転換した. 亜急性期病床は病床単位の届けとなり, 同一スタッフの継続的アプローチが可能であり, 人員配置, 施設設備とも多くの変更無しに導入が可能であった. 在宅復帰支援者の配置, リハビリテーションサービスの量的増加を行ない, 20床で運用を開始した. 2か月の状況は稼働率78%, 在宅復帰は75%であった.
ISSN:0468-2513