22.ターミナル期の症例から検討した家族への退院指導と援助のあり方

診療報酬の改定等により, 入院期間の短縮が求められ, 高度医療を施行されたまま退院する患者の増加も予測されることから, 退院後も安心して療養生活が送れるような退院指導が必要と考える. 今回, 中心静脈栄養カテーテルが挿入されたまま退院となったターミナル期の患者の主介護者の面接を行なうことができた. 面接内容より, 退院指導の良否を検討し, 今後の退院計画に有効な意識づけができたので報告した. 面接から得られたことより, 早期に退院指導計画を立案し, 各セクションの協力を得て, 退院に向けて患者家族への指導のを進めていく必要がある. また, 介護技術指導の実施と指導回数を増やすことが重要であると...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2005, Vol.53 (5), p.841-841
Hauptverfasser: 秋山厚美, 禰宜田みさと, 北澤佐智子, 永井秀子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:診療報酬の改定等により, 入院期間の短縮が求められ, 高度医療を施行されたまま退院する患者の増加も予測されることから, 退院後も安心して療養生活が送れるような退院指導が必要と考える. 今回, 中心静脈栄養カテーテルが挿入されたまま退院となったターミナル期の患者の主介護者の面接を行なうことができた. 面接内容より, 退院指導の良否を検討し, 今後の退院計画に有効な意識づけができたので報告した. 面接から得られたことより, 早期に退院指導計画を立案し, 各セクションの協力を得て, 退院に向けて患者家族への指導のを進めていく必要がある. また, 介護技術指導の実施と指導回数を増やすことが重要であると考えられた. 今回検討したことにより, スタッフの退院指導が入院初期より計画されるようになった.
ISSN:0468-2513