5.平成14年度(2002年度)JA長野厚生連大腸集団検診の成績
長野県厚生連は1988年から大腸集検を行なっており, 今回2002年度の成績を報告した. 免疫学的便潜血反応検査(ラテックス凝集法)2日法を用い, 便潜血陽性者には, 精密検査としてバリウム注腸X 線検査, 大腸内視鏡のいずれか, または両方が行なわれた. 受診者数は30,985人(男性13,489人, 女性17,496人), 年齢別受診者数では60歳代が最も多く, 次いで50歳代, 70歳代の順であった. 要精検者数は2,359人で要精検者率7.6%, このうち精密検査を受診したのは1,608人で精検受診率は68.2%であった. 発見疾患は大腸ポリープが最も多く, 次いで痔, 憩室, 大腸癌...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2005, Vol.53 (5), p.835-835 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 長野県厚生連は1988年から大腸集検を行なっており, 今回2002年度の成績を報告した. 免疫学的便潜血反応検査(ラテックス凝集法)2日法を用い, 便潜血陽性者には, 精密検査としてバリウム注腸X 線検査, 大腸内視鏡のいずれか, または両方が行なわれた. 受診者数は30,985人(男性13,489人, 女性17,496人), 年齢別受診者数では60歳代が最も多く, 次いで50歳代, 70歳代の順であった. 要精検者数は2,359人で要精検者率7.6%, このうち精密検査を受診したのは1,608人で精検受診率は68.2%であった. 発見疾患は大腸ポリープが最も多く, 次いで痔, 憩室, 大腸癌の順であり, 大腸癌は32人(男性19人, 女性13人)で, 発見率は0.103%であった. 発見癌のうち早期癌は21例で進行癌の発見は初回受診者に多く, 複数回受診者からは少ない事は検診の有用性を示唆するところだが, 一方で前年受診者からも進行癌の発見があり, 大腸癌検診の精度を含め今後の検討課題と考えた. |
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ISSN: | 0468-2513 |