7.ブラインドテストによる,速乾性手指消毒剤(ヒビソフト・ラビネット液)の皮膚に対する影響の検討
〔目的〕速乾性手指消毒剤は, 手あれなど皮膚への影響の少ない製剤が望まれる. そこで, ヒビソフト(以下H)とラビネット(以下R)について, ブラインドテストにより, 皮膚への影響を比較検討した. 〔方法〕職員31名を被験者とし, 外観上, 区別できないようにした定量噴霧式のスプレー容器にH 又はR を入れ, 左右異なる薬剤がわたるように配布した. 2週間, 試験薬剤を1回約3ml, 1日5回左右の前腕内側部に乾燥するまで擦り込んだ. 使用感や自覚症状に関するアンケート調査および, 皮膚の水分量の指標となる皮膚コンダクタンス(SSC)と, 皮膚のバリアー機能の指標となる経費水分量(TWL)を測...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2005, Vol.53 (5), p.824-824 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕速乾性手指消毒剤は, 手あれなど皮膚への影響の少ない製剤が望まれる. そこで, ヒビソフト(以下H)とラビネット(以下R)について, ブラインドテストにより, 皮膚への影響を比較検討した. 〔方法〕職員31名を被験者とし, 外観上, 区別できないようにした定量噴霧式のスプレー容器にH 又はR を入れ, 左右異なる薬剤がわたるように配布した. 2週間, 試験薬剤を1回約3ml, 1日5回左右の前腕内側部に乾燥するまで擦り込んだ. 使用感や自覚症状に関するアンケート調査および, 皮膚の水分量の指標となる皮膚コンダクタンス(SSC)と, 皮膚のバリアー機能の指標となる経費水分量(TWL)を測定した. 〔結果〕R 群で, 自覚症状出現のため2名が試験を中止した. SSC は有意差を認めH 群の平均値が高かった. TWL はH 群の平均値が低い傾向にあった. 〔結論〕H の方が皮膚角質水分量の保持に優れ, 皮膚への影響が少なく, 使用に適していると考えられた. |
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ISSN: | 0468-2513 |