32. 尿路系疾患におけるスクリーニング超音波成績
泌尿器科受診患者に対する尿路系スクリーニング超音波検査について, 成績をまとめ現状の把握を試みた. 対象は, 平成12年10月から平成15年3月までに尿路系スクリーニング超音波検査を行なった 1, 503名(男:810名, 女:693名)とし, 検査目的の大部分は尿異常等といった自覚症状の乏しいものが多く, その有所見者数は1, 012名 (67.3%)であった. 超音波では計2, 105所見の異常を指摘し, その内訳は腎臓1, 226所見, 膀胱126所見, 前立腺743所見であった. 病理結果より癌と診断された膀胱癌では, 13例中7例に異常を指摘可能であったのに対し, 前立腺癌は14例中...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2004, Vol.53 (4), p.740-741 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 泌尿器科受診患者に対する尿路系スクリーニング超音波検査について, 成績をまとめ現状の把握を試みた. 対象は, 平成12年10月から平成15年3月までに尿路系スクリーニング超音波検査を行なった 1, 503名(男:810名, 女:693名)とし, 検査目的の大部分は尿異常等といった自覚症状の乏しいものが多く, その有所見者数は1, 012名 (67.3%)であった. 超音波では計2, 105所見の異常を指摘し, その内訳は腎臓1, 226所見, 膀胱126所見, 前立腺743所見であった. 病理結果より癌と診断された膀胱癌では, 13例中7例に異常を指摘可能であったのに対し, 前立腺癌は14例中1例で膀胱浸潤を指摘できたのみであった. 前立腺癌に関しては, SE やBPH といった異常所見とPSA の組み合わせや, 前立腺癌に対する超音波所見の理解を深める事により今後の診断能の向上が可能と思われた. |
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ISSN: | 0468-2513 |