4. 平成12年度(2000年度)JA長野厚生連大腸集検の成績

平成12年度の大腸集検の成績を報告した. 受診者数は31,037人(男性13,893人, 女性17,144 人)で, 性年齢別受診者は60歳代が最も多く, 前年に比べ14人少なかった. 要精検者数は2,695人(8.7%)精検率は70.9%で, 精検受診率は年齢が低いほど低く, 男性が女性より低い傾向にあった. 発見癌は53人(男性24人, 女性29人)で発見率は0.171%と良い成績であった. 発見癌53人中47人, 48病巣に追跡調査が行われた. 大腸癌の部位はS状結腸, 直腸, 上行結腸の順に多く, 早期癌では隆起型(Ip型が最も多い)が大半を占め, 進行癌では2型が多かった. 組織学的...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2002, Vol.51 (4), p.653-654
Hauptverfasser: 市川英幸, 夏川周介, 臼井健二, 橋本晋一, 中谷易功, 石黒淳, 熊木俊成, 清水慎介, 西村博行, 宮本英雄, 伊沢真, 今井俊輔, 川手裕義, 小松修, 黒岩靖, 横田等, 武田隆次, 青木君代, 三浦利子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:平成12年度の大腸集検の成績を報告した. 受診者数は31,037人(男性13,893人, 女性17,144 人)で, 性年齢別受診者は60歳代が最も多く, 前年に比べ14人少なかった. 要精検者数は2,695人(8.7%)精検率は70.9%で, 精検受診率は年齢が低いほど低く, 男性が女性より低い傾向にあった. 発見癌は53人(男性24人, 女性29人)で発見率は0.171%と良い成績であった. 発見癌53人中47人, 48病巣に追跡調査が行われた. 大腸癌の部位はS状結腸, 直腸, 上行結腸の順に多く, 早期癌では隆起型(Ip型が最も多い)が大半を占め, 進行癌では2型が多かった. 組織学的検査では70.8%が高分化型腺癌であった. 組織学的病期は0が21例(深達度mの内視鏡的切除例を含む), Iが14例, IIが6例, IIIaが6例であった. 治療法は内視鏡的切除が16人, 内視鏡的治療後に手術が行われた症例が5人, 最初から開腹された症例が26人であった.
ISSN:0468-2513