2. 2001年JA 長野厚生連らせんCT 検診車による肺がん検診の成績

JA長野厚生連では, 2001年から「らせんCT 検診車による肺がん検診」を開始したのでその結果を報告した. 対象は男性3,889名, 女性 2,744名, 平均年齢は男性平均54.2歳±11.8 (SD)歳, 女性平均57.1歳±11.1(SD)歳であった. 検診及び精密検査の結果「原発性肺がん」と 診断された者は, 男性12名(0.33%), 女性24名(0.84%), 計36名で, 受診者の0.54%であった. 発見肺がんの術後病型分類では, 手術対象となるIa~IIIa期までのものは30例で, 発見がんの83.3%であった. そのうち, 2cm以下の小型肺がんは28例で発見がんの77....

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2002, Vol.51 (4), p.653-653
Hauptverfasser: 宮原隆成, 野口修, 西沢延宏, 丸山雄一郎, 高山文吉, 李思元, 青木孝學, 新謙一, 磯村高之, 高際淳, 伊沢真, 石黒勇二, 細川康雄, 長坂正幸, 高見澤明美, 長谷川実, 岩村文彦, 黒岩靖, 鷲山久之, 曽根脩輔, 西垣良夫, 三浦利子, 萩原新一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:JA長野厚生連では, 2001年から「らせんCT 検診車による肺がん検診」を開始したのでその結果を報告した. 対象は男性3,889名, 女性 2,744名, 平均年齢は男性平均54.2歳±11.8 (SD)歳, 女性平均57.1歳±11.1(SD)歳であった. 検診及び精密検査の結果「原発性肺がん」と 診断された者は, 男性12名(0.33%), 女性24名(0.84%), 計36名で, 受診者の0.54%であった. 発見肺がんの術後病型分類では, 手術対象となるIa~IIIa期までのものは30例で, 発見がんの83.3%であった. そのうち, 2cm以下の小型肺がんは28例で発見がんの77.8%であった. なお, 精密検査受診後「異常なし」と診断された者は214名で精密検査を受診した951名の22.5%であった. 早期肺がんを発見する上で「らせんCT 検診車による肺がん検診」は検診として有用であると考えられる.
ISSN:0468-2513