新世紀を迎えた地域医療の新たな展開
樫木(司会):真田学会長より与えられました本シンポジウムの命題は「新世紀を迎えた地域医療の新たな展開」でありますが新時代21世紀はスタートの段階から従来型の社会体制や枠組みに対する見直しや変革といううねりの中で幕が開かれたと言える. このような時流の中にあって, これからの医療の在り方, とりわけ厚生連病院が長年積み上げてきた地域医療の在り方も, 次々に打ち出される医療制度の根本改正により大きな変革を逼られることは必至と思われる. したがって今後個々の厚生連病院の存立(自主)と併行させつつ地域医療の在り方への将来展望をいかに揚げ, またその方向性に向かっていかなる実践的戦略を展開すべきかを学会...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2002, Vol.50 (6), p.815-818 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 樫木(司会):真田学会長より与えられました本シンポジウムの命題は「新世紀を迎えた地域医療の新たな展開」でありますが新時代21世紀はスタートの段階から従来型の社会体制や枠組みに対する見直しや変革といううねりの中で幕が開かれたと言える. このような時流の中にあって, これからの医療の在り方, とりわけ厚生連病院が長年積み上げてきた地域医療の在り方も, 次々に打ち出される医療制度の根本改正により大きな変革を逼られることは必至と思われる. したがって今後個々の厚生連病院の存立(自主)と併行させつつ地域医療の在り方への将来展望をいかに揚げ, またその方向性に向かっていかなる実践的戦略を展開すべきかを学会として論議を交わし, 共に考えていくことは誠に有意義なことと思う. しかし, この混迷の時代故に長期的展望を明確に把握することは極めて困難であろうと思われる. そこで今回のこのシンポジウムのテーマに取り組むに当っては, 今日当面の重要な問題として, ここ数年後に来る医療制度の改革を念頭に入れつつ, 先ずこれからの医療制度改革の大きな流れとその対応について前国立病院管理研究所所長, 現厚生年金事業振興団常任理事松田先生より基調報告をいただき, それに引き続いて, 長年地域医療を積み上げてきた厚生連病院として, それぞれの地域事情を踏まえ, 病院の存立とこれからの地域医療をどのように展開すべきかについて, 特色ある実践的展開を現在進めている4施設の厚生連病院から報告していただくことにした. |
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ISSN: | 0468-2513 |