D-3.心筋脂肪酸代謝を画像化するI-123
BMIPP イメージングに, Germano らが開発したTc 血流製剤用のQuantitave gatedSPECT(QGS)を適応し, 心筋脂肪酸代謝/心筋壁運動同時評価を行い, その有用性について検討した. ファントムを用いた基礎的検討では心筋カウントが重要で, 投与量, 撮像時間, 撮像距離が容積に影響を与え, low pass filter値0.2cycle/pixel 以上で容積は定常となった. 臨床例での検討ではQGS により左室拡張末期容積, 収縮末期容積, 左室駆出率および局所壁運動は左室造影でえられた値と良好な相関が見られた. しかし, 左室心室瘤, 左室憩室では心筋カウン...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2001, Vol.49 (5), p.766-767 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | BMIPP イメージングに, Germano らが開発したTc 血流製剤用のQuantitave gatedSPECT(QGS)を適応し, 心筋脂肪酸代謝/心筋壁運動同時評価を行い, その有用性について検討した. ファントムを用いた基礎的検討では心筋カウントが重要で, 投与量, 撮像時間, 撮像距離が容積に影響を与え, low pass filter値0.2cycle/pixel 以上で容積は定常となった. 臨床例での検討ではQGS により左室拡張末期容積, 収縮末期容積, 左室駆出率および局所壁運動は左室造影でえられた値と良好な相関が見られた. しかし, 左室心室瘤, 左室憩室では心筋カウントが不十分なため適切な輪郭抽出が適切に行われず, 左室容積や壁運動評価が過小評価された. I-123 BMIPP イメージングにQGSは適応可能で, 心筋脂肪酸代謝/壁運動, 心機能同時評価が可能であり, 今後の臨床応用が期待される. |
---|---|
ISSN: | 0468-2513 |