32. 手術室看護評価の試み―術後訪問用紙の改善を通して

〔目的〕患者に安全, 安楽な看護が提供できたかを評価し, 次の患者にフィードバックする為に術後訪問を行うことは手術室看護の向上につながる. 今回, 術後訪問用紙を改善, 使用することで手術室看護評価の一手段となったかを検討した. 〔対象・方法〕改善した術後訪問用紙で成人患者51名に術後訪問を行い, 結果を集計する. 〔結果〕術中の環境から, 体位による神経障害を生じた患者はいなかった. 術直後に発赤が生じた患者は8名だった. 患者の苦痛と術後の経過から, 術中の体位が原因と思われる痛み, 痺れを生じた患者はおらず, 術直後に発赤がみられた患者も術後訪問時には全員が消失していた. 看護評価では神...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2000, Vol.48 (5), p.742-742
Hauptverfasser: 西岡春華, 深沢文恵, 山崎常安
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕患者に安全, 安楽な看護が提供できたかを評価し, 次の患者にフィードバックする為に術後訪問を行うことは手術室看護の向上につながる. 今回, 術後訪問用紙を改善, 使用することで手術室看護評価の一手段となったかを検討した. 〔対象・方法〕改善した術後訪問用紙で成人患者51名に術後訪問を行い, 結果を集計する. 〔結果〕術中の環境から, 体位による神経障害を生じた患者はいなかった. 術直後に発赤が生じた患者は8名だった. 患者の苦痛と術後の経過から, 術中の体位が原因と思われる痛み, 痺れを生じた患者はおらず, 術直後に発赤がみられた患者も術後訪問時には全員が消失していた. 看護評価では神経障害や発赤が予測される部位にはスポンジが使用されていた. 〔結語〕術後訪問用紙の使用により, 術中看護の評価ができ, 周手術期看護が達成できる一つの手段となった.
ISSN:0468-2513