13. 老健入所者の終末を迎えたい場所についての意識調査―老健入所者の家族の意識調査

〔はじめに〕全国の高齢化率が16.5%, 長野県は20.8%, 中野市に於いても19.5%となっている. 高齢者の多くが終末を自宅でと希望されているが実際は自宅で終末を迎えた人は少ないという調査結果がある. 介護困難時いつでも利用できる老健で少しでもこの問題を援助できればと考える. 〔方法〕入所者の家族にアンケート調査, 配布数65枚, 回収率77%. 〔結果〕入所者の終末について話し合ってある人46%, そのうち終末を在宅でと考えている人83%, 病院8%, 特養13%, 老人ホーム4%であった. 終末を老健を利用したいと考えるのかの間に対し28%の人が利用したいと答えた. 理由としては医療...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2000, Vol.48 (5), p.735-736
Hauptverfasser: 中沢志ま子, 小林恵美子, 小林信子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:〔はじめに〕全国の高齢化率が16.5%, 長野県は20.8%, 中野市に於いても19.5%となっている. 高齢者の多くが終末を自宅でと希望されているが実際は自宅で終末を迎えた人は少ないという調査結果がある. 介護困難時いつでも利用できる老健で少しでもこの問題を援助できればと考える. 〔方法〕入所者の家族にアンケート調査, 配布数65枚, 回収率77%. 〔結果〕入所者の終末について話し合ってある人46%, そのうち終末を在宅でと考えている人83%, 病院8%, 特養13%, 老人ホーム4%であった. 終末を老健を利用したいと考えるのかの間に対し28%の人が利用したいと答えた. 理由としては医療を受けないで静かに迎えたい, 在宅で入所者の状態を見ていくのが不安, 介護者がいない, 協力者がいないであった. 〔考察〕医療チームの確立, 介護力の問題を解決していかなければならない. 老健も視野に入れた地域のネットワークを活用する事で在宅での看取りを少しでも実現していけるのではないかと考える.
ISSN:0468-2513