6. 当院における在宅への継続看護の現況―訪問看護ステーションとの連携から
老人患者の在宅復帰は, 多くの人にとってのQOL 維持の基本であると考え, 93年に訪問看護活動を開始した. 老人と家族, その双方にとって心地よい生活ができることを目標に患者・家族への指導, 増えつつある社会資源の活用を積極的に行った. クリティカルパスの考えを取り入れ, 入院当初からの退院の時を目標とした治療と平行して看護過程を繰り返し, 在宅ケアを開始する時のリスクアセスメントを行った. 在宅療養を決定するに際し, 訪問看護婦との連携をとり, アドバイスを受け不足を補った. 支援体制の中で希薄な点においては, 保健福祉サービスを取り入れ, ケースにあったプランを立案し患者・家族の不安に対...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 1999, Vol.48 (1), p.65-66 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 老人患者の在宅復帰は, 多くの人にとってのQOL 維持の基本であると考え, 93年に訪問看護活動を開始した. 老人と家族, その双方にとって心地よい生活ができることを目標に患者・家族への指導, 増えつつある社会資源の活用を積極的に行った. クリティカルパスの考えを取り入れ, 入院当初からの退院の時を目標とした治療と平行して看護過程を繰り返し, 在宅ケアを開始する時のリスクアセスメントを行った. 在宅療養を決定するに際し, 訪問看護婦との連携をとり, アドバイスを受け不足を補った. 支援体制の中で希薄な点においては, 保健福祉サービスを取り入れ, ケースにあったプランを立案し患者・家族の不安に対応した. その結果, 訪問看護開始時期より訪問依頼件数は2.5倍となり, また平均在院日数は, 92年の23日より18日前後まで減少してきていた. |
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ISSN: | 0468-2513 |