22. 薬剤管理指導業務の実態―薬歴管理業務におけるチーム医療への貢献

薬剤師の病棟活動, いわゆる薬剤管理指導業務が各医療施設において充実・活発化してきている現在, 当院においても2病棟に薬剤師が常駐し, 日々業務を行っている. 常駐することにより入院患者に対する服薬指導のみならず, 医師を始めとする他の医療スタッフへの医薬品の情報提供も瞬時に行えるという利点がある. 薬剤管理指導業務を行う上で重要な事は, 情報の収集と管理である. その中の一つの業務に薬歴管理業務がある. 薬歴を作成することは, 服薬指導時の副作用モニター・相互作用の未然防止を行うのには不可欠である. また, 他科薬・他院薬との重複投与・相互作用を確認することができ, さらには, 見逃しがちに...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 1999, Vol.48 (1), p.61-61
Hauptverfasser: 小原秀治, 小見山俊人, 早川達, 関谷繁
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:薬剤師の病棟活動, いわゆる薬剤管理指導業務が各医療施設において充実・活発化してきている現在, 当院においても2病棟に薬剤師が常駐し, 日々業務を行っている. 常駐することにより入院患者に対する服薬指導のみならず, 医師を始めとする他の医療スタッフへの医薬品の情報提供も瞬時に行えるという利点がある. 薬剤管理指導業務を行う上で重要な事は, 情報の収集と管理である. その中の一つの業務に薬歴管理業務がある. 薬歴を作成することは, 服薬指導時の副作用モニター・相互作用の未然防止を行うのには不可欠である. また, 他科薬・他院薬との重複投与・相互作用を確認することができ, さらには, 見逃しがちになる傾向がある, 内服と注射剤との相互作用まで確認することができる. 医薬品の適正使用を行う上で, 薬剤師の職能を発揮する重要な業務の一つと考えられる. 今回, 薬歴管理業務を通してチーム医療に貢献できた事例を報告した.
ISSN:0468-2513