E-17. 統一した糖尿病指導をめざして―チェックリストの再検討

現在わが国での糖尿病の有病者数は, 600万人を越え, 年々増加傾向にある. 当病棟にも, 幅広い年齢層の糖尿病患者が教育や, コントロール目的で入院して来ており, 年間入院患者数の約16%を占めている. 糖尿病は自己管理ができれば, 健常者とほとんど変らない生活を送ることができる慢性疾患であるため, 医療者からの教育的かかわりが, 重要とされている. 当病棟では, 今まで糖尿病患者指導でチェックリストを使用していた. しかし, 現在使用しているチェックリストでは, 看護婦が患者の理解度を把握できず, 充分な活用ができなかった. そのため, 統一した指導につながらなかった. そこで, 今回チェ...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 1999, Vol.47 (5), p.757-757
Hauptverfasser: 梶ケ谷都, 渡辺いずみ, 斎藤恵美子, 和田妙, 斎藤優子, 三ヶ山知子, 大庭佳恵, 高橋トミエ, 札和子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:現在わが国での糖尿病の有病者数は, 600万人を越え, 年々増加傾向にある. 当病棟にも, 幅広い年齢層の糖尿病患者が教育や, コントロール目的で入院して来ており, 年間入院患者数の約16%を占めている. 糖尿病は自己管理ができれば, 健常者とほとんど変らない生活を送ることができる慢性疾患であるため, 医療者からの教育的かかわりが, 重要とされている. 当病棟では, 今まで糖尿病患者指導でチェックリストを使用していた. しかし, 現在使用しているチェックリストでは, 看護婦が患者の理解度を把握できず, 充分な活用ができなかった. そのため, 統一した指導につながらなかった. そこで, 今回チェックリストを再検討し, 指導マニュアルを作成, 使用した事で, 看護婦間で情報や知識を共有でき, 統一された指導を行うきっかけとなった. また, 患者の意見を取り入れ, 日常生活パンフレットも作成することができたので報告した.
ISSN:0468-2513