(その13) エンドポイント法による物質定量法の分析システム構築法 - 臨床医と検査技師双方の要望を取り入れた分析システムの構築
「はじめに」 日常検査において, 測定に関わる全てに装置・試薬が完璧でなくてはならないのでしょうか. もし, 完璧でなくてもいい部分があるとすれば, これを明確にし, 何に注意を払わなければならないか, 何を管理しなければならないかを明確にすべきだと思います. さらに, 精度の高い分析を要求されている濃度と, 精度より, 早急な結果報告が望まれている濃度があります. また, 分析分解能, 測定下限や上限に関する要望が診療医と分析担当者から出ています. 自動分析装置を用い, エンドポイント法にて, 物質濃度を測定する方法を取り上げ, これら要望にどうすれば応えられる分析システムが構築法について考...
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Veröffentlicht in: | 生物試料分析 2014-12, Vol.37 (5), p.364-378 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 日常検査において, 測定に関わる全てに装置・試薬が完璧でなくてはならないのでしょうか. もし, 完璧でなくてもいい部分があるとすれば, これを明確にし, 何に注意を払わなければならないか, 何を管理しなければならないかを明確にすべきだと思います. さらに, 精度の高い分析を要求されている濃度と, 精度より, 早急な結果報告が望まれている濃度があります. また, 分析分解能, 測定下限や上限に関する要望が診療医と分析担当者から出ています. 自動分析装置を用い, エンドポイント法にて, 物質濃度を測定する方法を取り上げ, これら要望にどうすれば応えられる分析システムが構築法について考え, 次いで, 分析システムのどこで精度が決まるのかを知り, その上で, なるべく多くの要望を満たせるシステムが構築できるのかを考えます. さらに, より早急な結果報告が求められているパニック値付近の測定を速やかに報告するためには分析システムとして, どの様な準備を備えておかなければならないかも考えたいと思います. |
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ISSN: | 0913-3763 |