腫瘍マーカー検査-RIAからEIAへの導入
【目的】現在, 腫瘍マーカーとして癌胎児抗原をはじめ30数種類の腫瘍関連物質が測定されている. これらは免疫化学測定法で検出され, 従来はRIA(R法)が用いられてきたが, 近年EIA(E法)が普及している. 今回は, 日常検査でRIAにて測定してきた腫瘍マーカー3項目について, EIA自動分析機への導入を検討したので報告する. 【方法】対象検査項目:CA125, CA15-3, CA19-9測定機器と試薬;EIA自動分析機AIA21(東ソー社), アキシム(ダイナボット社). 測定試薬は以下の表に記す. CA19-9はさらにCLEIA自動分析機ルミパルスf(富士レビオ社)で測定した. 検討方...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 【目的】現在, 腫瘍マーカーとして癌胎児抗原をはじめ30数種類の腫瘍関連物質が測定されている. これらは免疫化学測定法で検出され, 従来はRIA(R法)が用いられてきたが, 近年EIA(E法)が普及している. 今回は, 日常検査でRIAにて測定してきた腫瘍マーカー3項目について, EIA自動分析機への導入を検討したので報告する. 【方法】対象検査項目:CA125, CA15-3, CA19-9測定機器と試薬;EIA自動分析機AIA21(東ソー社), アキシム(ダイナボット社). 測定試薬は以下の表に記す. CA19-9はさらにCLEIA自動分析機ルミパルスf(富士レビオ社)で測定した. 検討方法;対象は当院にて検査依頼のあった患者血清で, 一20℃に保存し3週間以内に測定した. 各項目のR法, E法間での測定値に, ついて分布の差, 相関性(X:R法)と乖離を検討した. 【結果】1. CA125 40例についての測定値分布は, R法81土164, E法86士201U/ml(mean土SD)で差はなかった. 相関係数r=0.993, y=1.2x-11.9であった. |
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ISSN: | 0913-3763 |